新型コロナウイルスの影響で学校が休校となる中、子育て家庭を支援しようと3月25日、野庭地域ケアプラザ前の広場でカレーを無料で提供する取り組みが行われた。
カレーを提供したのは株式会社ブライダルプロデュースが運営する、老舗カレー店「アルペンジロー」。市内の学校の一斉休校を受け、子育て中の働くお母さんのたちの苦労を知り、負担を少しでも軽くできればと企画した。4月中旬まで市内各地の小学校や学童施設で開催するという。
この日の野庭地区での開催は、野庭団地地区社会福祉協議会(林壽美子会長)からの打診もあり、連携して実現した。広場にはカレーの幟が立てられ、テーブルにカレーが並ぶと早速、終業式を終えて帰宅中の小学生や小さな子どもを連れたお母さんが立ち寄った。
幼児2人を連れた野庭町在住の女性は「幼稚園が3月1日から休園になり、男の子だからご飯も大変。お昼ご飯を頂けるのは本当に助かる」と話した。
同社の担当者は「アルペンジローは今年で35周年を迎え、横浜で長く皆さんに愛されてきた。日ごろの感謝の気持ちを込めて、子どもたちが笑顔になれることができればいい」と話した。
同社協では3月18日にも同様にフードバンクかながわや港南区社協のフードドライブ、手作りおやつ工房とさかの協力を得て野庭地区で子どもたちにパンやお菓子を配ったという。
「今回、様々な人や団体と繋がったのでこうした活動が広がるといい」と林会長。
この取組を呼び掛けたひとり、民生委員・児童委員の山田緑さんは「一人でご飯では子どもも寂しいし、お母さんたちも困っている。この間、お昼ご飯が手薄になっているのでなんとかしたかった。社協の方がいろいろと掛け合ってくれて実現できた」と話した。
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