栄区桂台北の「子ども支援農園」で6月に最後となる玉ネギの収穫が行われる。ボランティアが運営を担い、地域の子どもたちの食育の場として活動して15年。最後に地域住民ら一般にも収穫を体験してもらい、その歴史に幕を閉じる。
「ボランティアとして活動してから15年。今年でひと区切り。地域の皆さんと交流できたことに感謝している。最後に皆さんに収穫を体験をしてほしい」と高田良活代表。
同農園の活動は2006(平成18)年に本郷中央地区の民生委員・児童委員が中心となり、まちづくりの一環としてスタート。当初は名称を「子ども支援菜園」として桂台西に畑を開設した。ボランティアのメンバーらが近隣の子どもたちと野菜を植え、食育の場として地域に根差した活動を続けてきた。
2014年ごろには桂台北に場所を移し、「子ども支援農園」と名称を改めた。栄区全域の子どもを対象に広げ、毎年6月には玉ネギ、秋にはサツマイモを収穫してきた。現在、ボランティアのメンバーは18人。ただ、メンバーの高齢化も進んでいるという。
6日から収穫体験
今年は当初、桂台小学校の創立50周年記念行事として玉ネギの収穫体験を計画していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止に。そこでメンバーは地域への感謝の思いを込め、感染症対策を図りながら一般も参加できる収穫体験を企画した。
収穫体験の日程は6月6日(土)から10日(水)まで。午前9時30分から11時30分まで。会場は栄区桂台北10の農園。参加費は無料。但し収穫物は4つで100円。
申し込みは当日の会場にて。感染症対策のため畑への入場は30人ほどに制限して実施する。数に限りあり(約4000個を用意している)。
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