横浜港南ロータリークラブ(根本雄一会長)が5月27日、新型コロナウイルス感染症予防対策として、港南区役所に液体ハンドソープを寄付した。早速、港南区内の保育所や幼稚園、放課後児童クラブの合計99カ所に郵送され、子どもたちの手洗いに活用されている。
現場の声に即対応
「今、自分たちができることで本当に必要なことは何か、地域で足りていないものは何か、と考えたら子どもたちのハンドソープだった」。そう話すのは根本雄一会長。
同ロータリークラブは1969年に創立し、昨年で50周年を迎えた。ロータリアンと呼ばれる会員は、企業の経営者のほか、医師や弁護士など専門職に従事している人を中心に構成され、地域の奉仕活動に取り組んでいる。
今回の液体ハンドソープ寄付は、保育園や幼稚園の運営に携わる会員からの声を聞いて発案。保育園や幼稚園では寄付などによってマスクはある程度確保できているものの、店頭で品薄状態になっている液体ハンドソープは園内で使用する量を入手するのが難しかったという。
そこで同ロータリークラブでは商社を経営する会員のルートを通じて泡タイプの液体ハンドソープを入手。ボトル入り9本を99セット、詰め替え用9袋を99セットを用意した。コロナ禍でイベントや活動ができなかったため、社会奉仕委員会(高森正雄委員長)の活動資金を購入費に充てることができたという。
6月3日から再開した春日野幼稚園(港南区日野中央)の田野井儀寿園長は「液体ハンドソープはなかなか店頭で見つからず、売っていても制限があるため園で使う分を入手するのは困難だった。こうした寄付は本当にありがたい」と話す。
「支援続けたい」
根本会長は「これからコロナとは長い付き合いになるのだろう。困っているところにはモノやお金の寄付や労働力の提供など様々な支援が必要になる。収束しても影響は長く続くことになるので支援を続けていきたい」と話した。
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