神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港南区・栄区版 公開:2020年7月2日 エリアトップへ

横浜市 医療体制拡充に56億円 コロナ第2、3波に備え

政治

公開:2020年7月2日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は開会中の市会定例会に新型コロナウイルスに対応するため総額187億円規模の補正予算案を上程している。流行の第2、3波に備え、医療提供体制を整備するほか、経済対策などに関する事業に関する予算が盛り込まれている。

 市内では2月18日に最初の陽性患者が確認されて以来、6月23日時点で568人の陽性患者が確認されている。36人の陽性患者が確認された4月11日をピークに減少傾向に転じ、現在はある程度落ち着いた状況にあるが流行の第2、3波への備えは急務。今回の補正予算案では次の流行期に備え医療提供体制の拡充に関する34事業に対し約55億7千万円(うち一般財源30億5千万円)を計上した。

PCR200カ所で

 現在、市内7カ所で実施されているドライブスルー方式のPCR簡易検体採取所を14カ所に拡充し、来年3月までに最大7200件程度の検査ができる体制を整える。

 また診療所などにおける院内感染防止に必要な設備の整備などに係る費用を100万円を上限に助成。簡易検体採取所を含め200ほどの医療機関でPCR検査が受けられるようになる。

検査費実質無料に

 PCRの検査費用に関しては自己負担額(最大5850円)を助成するほか、PCR検査よりも短時間で結果が判明する抗原検査にかかる費用も自己負担分(最大2232円)を助成。それぞれ実質的に無料で検査が受けられるようになる。

往診でも対応

 さらに診療所の医師が往診し検体を採取する体制も整備する方針。PCR検査が必要と診断を受けたものの、要介護状態にあるなどの理由で簡易検体採取所などへ行くことが難しい場合でも検査が可能となる。

 市健康福祉局では「議会採決後、身近な診療所などでも検査が受けられるよう整備していく。できるだけ早く対応していきたい」と話している。

港南区・栄区版のトップニュース最新6

栄区、50年後に半減

横浜市人口推計

栄区、50年後に半減

港南区は4割減少

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

67地点で上昇

港南・栄区公示地価

67地点で上昇

宅地最高値は大久保1丁目

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

街灯フラッグで駅前彩る

柏陽高美術部

街灯フラッグで駅前彩る

GREEN×EXPOなどPR

4月4日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

港南区・栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook