栄区の本郷地区センターに2日、顔認証パネルで体温を測定する「フェイスサーモ」が導入され、施設入口付近に設置された。運営を担う「さかえ区民活動支援協会」が独自に設置したもので、コロナ対策としての入館者の検温をよりスムーズに行うのが目的。同じく豊田、上郷地区センターにも10日に設置した。
利用者滞留を防止
同協会は栄区内の地区センターやコミュニティハウスなどの施設を運営するNPO法人。区内各施設ではコロナ感染拡大防止策としてスタッフが非接触体温計で入館者の検温を実施している。
なかでも、本郷、豊田、上郷の3地区センターは時間帯によって利用者が集中することなどがあったという。そのため、入館時の検温のために利用者が滞留することを防ごうと、このほどフェイスサーモの導入に踏み切ったという。
心理的負担も減
同協会によると、「よりスムーズに検温ができるので、検温のために列ができてしまうのを避けられる。検温器を向けられるのは心理的に嫌がられることもあるので、導入は利用者からも好評なよう」という。またフェイスサーモは利用者が画面の前に立てば、顔認証によって自動で検温されるため、その都度スタッフが対応する必要がなく、負担減にもつながっている。
今回の3地区センターのほか、現時点では区内の他施設への設置は予定していないが、同協会は「各施設の具体的な利用状況をみながら、必要性があるかどうかといった検討は続けていきたい」としている。
|
|
<PR>
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|