市会議員 たのい 一雄 市政報告 横浜環状南線、着々と臨海部の開発を後押しへ
首都圏の環状道路の整備は横浜の地域活性化にとっても大きな意味があります。整備が進む高速横浜環状南線を自民党横浜市会議員団として、11月10日に視察して参りましたので報告します。
高速横浜環状南線は、横浜横須賀道路の釜利谷ジャンクション(JCT)から戸塚区汲沢町の国道1号線戸塚インターチェンジ(IC)を結ぶ約8・9kmの自動車専用道路です。途中には公田ICと栄IC・JCTが整備されます。合わせて横浜湘南道路も整備が進み、栄IC・JCTから新湘南バイパスへ繋がります。
横浜環状南線は1988(昭和63)年に事業化し、99(平成11)年に工事着手しました。以前は20年度の開通が予定されていましたが、施工法やメタンガスが課題となり、25年度の開通となる見込みです。
土木時術の粋を集めた工事
今回の視察では、上郷桂台地区のトンネル工事の現場を見学し、工事の進捗を確認しました。この地区では外径15メートルという国内でも最大クラスのシールドマシン(掘削機)を往復させて、上下線2本のトンネルを構築します。
この静かな住宅地の地下で日本の土木技術の粋を集めた工事が今まさに進んでいます。横浜にとってはもちろんですが、首都圏、国にとってもどれほど重要な整備かが伝わると思います。
横浜経済の活性化へ
広域的な高速道路ネットワークにより、沿線の企業立地の促進や、観光需要の創出などの地域産業の活性化が期待されます。また物流の効率化を図り、日本の国際競争力の成長を支える役割を担います。神奈川県の東西方向の交通は東名・保土ヶ谷バイパスに頼っているのが現状で、渋滞緩和が期待されます。
横浜市は今、山下ふ頭のハーバーリゾート開発をはじめとする臨海部の再整備や下瀬谷通信施設跡地の大型開発など地域経済活性化の起爆剤となるビッグプロジェクトが進んでいます。その中で私は「イベントロードの整備」や電気自動車の世界的レース「フォーミュラE」の誘致を呼びかけてきました。
こうしたビッグプロジェクトと道路ネットワークの連動した取組が不可欠です。コロナ禍で地域経済が落ち込む中、この流れを止めるわけにはいきません。横浜の経済活性化に向け、市政と国政の橋渡し役としてしっかり責任を果たしていきます。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>