栄区内や近隣に住む美術家・工芸家などからなる「栄区美術家協会」の事業として12月9日、区内の桜井小学校に会員の宮崎かずこさんの絵画作品が寄贈された。同会は創立30周年を機に2018年から区内の小中学校へ作品の寄贈を続けている。今回で3例目。
同会は美術を通じた地域文化の発展を目的に活動に取り組んでいる。作品寄贈は地元の小中学生がより身近に作品に触れることで想像力を高めてもらう一助になればと、各校の校長に呼びかけて実現したもの。作品は毎年同会が栄区民文化センターリリスで開いている作品展の中から各校の校長に選んでもらい、同会が作家と調整している。
秋の作品展に足を運んだ同小の齊藤由美子校長は宮崎さんが描いた桜の絵に惹かれたといい、「この1年はコロナで疲弊した年でもあったけれど、作品の絵の温かさに心が癒された」と話す。作品は校長室に飾られ、「休み時間などに開放するので、子どもたちはもちろん授業参観などの際に保護者にも見ていってもらえたら」と語る。
作品を手掛けた宮崎さんは「選んで頂いたのは光栄なこと。この桜は心象風景で、作品にふれた子どもたちの不安な気持ちやすさんだ心を癒やせたらいい」と話した。
|
<PR>
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>