水道設備の修繕で臨時休館していた栄区野七里の老人福祉センター「翠風荘」が1月13日、約1年ぶりに開館した。緊急事態宣言を受け、当面の間は飲食禁止や各部屋の定員減など制限を設けながら利用を受け付ける。
老人福祉センターは60歳以上の市民などが無料で利用できる公共施設。各区に1館ずつあり、囲碁将棋や団体利用での趣味の同好会活動などに利用されている。
翠風荘は昨年2月、他の公共施設と同様に新型コロナウイルス感染症拡大防止のために臨時休館となった。その後、他の施設は利用を再開したが、この間に翠風荘の水道設備の不良が発見されたことにより、休館を継続していた。
翠風荘の坪山清美所長によると、従来は隣接する栄プールと水道施設を共同で利用していたが、栄プールが昨年3月に営業を終了したことも影響し、水道水の安全性のための工事が必要になったという。老朽化した水道管や貯水槽の改修を完了し、このほど開館に至ったという。
昼に消毒タイム
「60歳以上の人が利用する施設なので、感染対策の徹底は欠かせない」と坪山所長は話す。当面の間は各部屋の定員を半分にしているほか、水分補給以外の飲食も禁止。囲碁の石も貸出を休止し、各自の持込み利用のみとしている。
また午前11時50分から午後0時45分までを「消毒タイム」とし、施設利用を一時休止する。坪山所長は「会いたい人がいる方も多いと思いますがご理解をいただければ。体調不良の時は無理をなさらぬよう」と話す。
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