振り込め詐欺など特殊詐欺の昨年1年間の県内被害状況がこのほど発表され、被害件数・被害額とも前年と比べ大幅な減少となった。栄区も同様の状況だったが、港南区内では件数は減少したものの被害額が増加した。
県内の特殊詐欺被害件数は近年増加傾向にあったが、2020年の被害は1772件で、前年に比べ1021件の減少だった。被害額は約33億4100万円(前年比約20億5100万円)と大幅に減少した。
栄区内では被害件数が28件(前年比51件減)、被害額が約5500万円(前年比約9300万円減)といずれも減少した。一方、港南区内では被害件数が62件で前年比8件減少したが、被害額は1億5000万円と6900万円増加した。
ワクチン関連に注意
栄署の大河原文勝署長によると、コロナの影響で犯行グループも高齢者を呼び出す手口などがしにくかった可能性があるという。また「金融機関やコンビニの協力で署との連携が確立され、被害を阻止できているケースも多い」と話す。
栄区内の横浜銀行湘南桂台支店では、1月に窓口担当の声掛けで被害を防いだケースがあった。2月4日に栄署で同支店へ感謝状が贈られ、小川千昭支店長は「声かけには難しさもあるが、被害を防げるよう注意していきたい」と話した。
最近では新型コロナに関連し、ワクチン接種の予約金やワクチン開発の投資などをうたう手口の詐欺も都内で発生しているという。栄署では引き続き、留守番電話などの活用を呼びかけている。
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