コロナ禍で交流が制限されるなか、栄区の友好交流都市の町・村の関係者を区民が取材し、各地の今を伝える情報紙「つながる4都市物語」がこのほど発行された。取材活動は今後の交流にも繋がりそうだ。
コロナ禍でも工夫して
情報紙は栄区役所の委託を受け、区民からなる栄区友好交流都市情報紙編集委員会(山上東平委員長)とMT+Labolatoryが企画・製作した。A4サイズのリーフレットで8ページに渡り、長野県栄村、青森県南部町、山形県高畠町の関係者取材を通じた現状を伝えている。
コロナ禍で各地のイベントも多くが中止となったが、村の有線放送を使った歌の披露や、オンラインでの「芋煮会」など交流の工夫がインタビューで語られている。
情報紙は5000部を発行し、区役所や図書館、地区センターなどで配布している。
今後の交流へ繋ぎ
取材をしたのは実際に現地を訪れたことのある区民で、編集委員の木暮寿子さんは「知り合い伝いでインタビューができ、話を聞いたのでとてもスムーズだった。いろんな話題で盛り上がった」と振り返る。
また今回の情報紙づくりが新たな交流のきっかけにもなっているという。従来は秋の区民まつりに友好交流都市のブースを出店するのが大きな交流の1つだったが、「情報紙をきっかけにみなさんと話をしていく中で、やはり継続的に関係性をもっていくことが交流をより深いものにすると感じた」と木暮さんは語る。オンラインを活用した「四都市さかえみらい会議」(仮称)の構想や、若者を中心とした交流の土台作りに向けた各自治体との調整なども準備を進めているという。
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