横浜市内で生産されたナシのブランド「浜なし」の白い花が満開を迎え、各地で授粉作業が行われている。栄区上郷町にある森果樹園(森正己園主・70)では3日、授粉作業がピークを迎えていた=写真。
横浜北部の緑区や青葉区などは、恩田川や谷本川の水田地帯を中心に果樹栽培が盛んな地域として知られている。しかし、港南区、栄区でJA横浜果樹部に加盟し、「浜なし」を育てているのは同園のみ。
森果樹園では花粉取り専用のナシ「松島」を育てており、この松島の花が咲き始めたら家族総出で採花し、加温などの工程を経て自家製花粉を取り出している。
授粉専用の機械を使い作業を進める森園主は「美味しくなれと思いながら毎年作業をしている。農家だからね」と笑顔を見せた。同園のナシは幸水や豊水、あきづきなどを栽培。8月中旬頃から9月まで直売所(自宅内)で販売を予定している。
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