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港南警察 災害時の代替施設確保 かながわ信金と協定締結

社会

掲載号:2021年4月15日号

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協定書を交わしたかながわ信金の平松理事長(左)と菅野署長
協定書を交わしたかながわ信金の平松理事長(左)と菅野署長

 港南警察署(菅野重和署長)は4月8日、大規模災害時に庁舎が使用できなくなる事態に備え、代替施設としてかながわ信用金庫港南支店を使用するための協定を同信金と結んだ。港南署と同支店は100メートルほどの距離で、非常時には機材を持ち込んで警備本部として活用するという。

 港南警察署の本館は築54年で、県内でも2番目に古い建物という。大規模災害時に備え、港南署は2012年に市立南高校のセミナーハウスを使用できる体制を整えているが、港南署と同校は距離があり高低差もあることから近隣企業などへの協力を模索してきた。

 そんな中でこのほど、港南署と同じ鎌倉街道沿いで約100メートルという立地のかながわ信用金庫港南支店に打診したところ、快諾を得たという。県内全域に展開する同金庫はこれまでも、横須賀署、田浦署と近隣各支店の施設について同様の協定を結んでおり、今回で3例目となる。

「地域の安心のため」

 4月8日に港南署で行われた締結式には菅野署長と同金庫の平松廣司理事長が出席して、協定書を交わした。

 菅野署長はこれまで災害をはじめとする危機管理対策に取り組んできた経歴もあり、阪神大震災や東日本大震災では被災地に駆け付けたという。「現場の厳しさは身にしみている。一人でも多くの命を守るうえで迅速な情報収集は重要な鍵を握り、本部設営のために協力いただけるのは大変ありがたい。訓練も実施していきたい」と話した。

 かながわ信用金庫の平松理事長は「万一の時には警察の皆さんが地域の安心のために重要な役割を果たしてくださる。リスク分散のためにも、施設を活用してもらえるといい」と話した。また平松理事長自身もかつて港南支店に勤めた時期があると明かし、「こういう形で地域に貢献できるとすれば、個人的にも感慨深い」と思いを語った。

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