来年4月に「栄区スポーツ協会」へと名称変更する栄区体育協会の会長 白川 正信さん 栄区飯島町在住 69歳
スポーツと福祉を近くに
○…栄区とともに歩んできた栄区体育協会は今年で34年。スポーツごとの20の専門部からなり、各種区民大会を開いている。スポーツフェスティバルやウオーキングイベントも主催し、区民の健康づくりに尽力している。日体協や市体協が「スポーツ協会」へと名称変更したことを受け、栄区体協も来春名称を新たにすることが決まった。「スポーツと福祉をより近づけられたら」と今後の思いを語る。
○…手話を使ったボランティア活動に参加している縁もあり、このほど栄区体協を栄区社会福祉協議会の利用団体として登録した。「社協と体協が相互に応援し合えたらいい」。またパラリンピック種目にもなっている「ボッチャ」を広めることで、今後は年齢や障害の有無を問わずに多くの区民が参加できる大会の実現も展望にある。
○…福島県の会津出身。中学3年で出会ったソフトテニスに魅了され、会社員時代も通じてプレーを続けてきた。硬式はシングルが主流なのに対して、ソフトテニスはダブルスが主流といい、「パートナーとの呼吸を合わせるのが難しく、それが面白い。うまい人同士が組めばいいわけでもない」。37歳から15年間にわたり、女子実業団チームの監督を務めた経歴もある。今でも年代別の大会で県代表になるなど、生涯スポーツとして親しんでいる。
○…単身赴任先での手話サークルをきっかけに、福祉への関心を高めていった。定年退職後、豊田地域ケアプラザの地域交流コーディネーターとして働き始め、傾聴ボランティア「ミミバジル」では代表として高齢者施設の支援にも取り組む。「自分の経験を生かせることがあるのなら」。その思いと軽いフットワークで、日々走り続けている。
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