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2021 横浜市長選 情報は6月28日時点

政治

掲載号:2021年7月1日号

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 任期満了に伴う横浜市長選挙(8月8日告示、22日投開票)が近付き、立候補の表明が相次いでいる。6月28日時点で市長選には、市議の太田正孝氏(75)と動物保護団体代表理事の藤村晃子氏(48)、前衆議院議員の福田峰之氏(57)が立候補の意思を表明。現職の林文子市長(75)は態度を明らかにしていない。

「IRは取り止め」 小此木氏、出馬を表明

 自民党衆議院議員の小此木八郎氏(56)=神奈川3区(鶴見区・神奈川区)=が6月25日、横浜市役所で会見に臨み、横浜市長選に出馬すると正式に発表した。

 会見では「横浜市内へのIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致を取りやめる」と明言。市長になった際の最初の仕事として位置付けた。

 同日付で国家公安委員長兼内閣府特命担当相を辞任。衆議院議員は7月に入ってから辞職する方向だという。

生まれた大事なまち

 閣僚を辞しての市長選出馬は異例だが、「無責任のそしりは免れない」と批判の声があることを受け止めつつ、「横浜市も大事な生まれたまち」と市長選出馬を決めたきっかけに触れた。

 IRについては、法案に賛成した立場として、「反対ではなく、横浜への誘致を取りやめるということ」と強調。IRに対して信頼を得られていない市民の声を聞いてきたとし、「新型コロナの影響で誘致環境が整っていない」と取りやめの理由を説明した。一方で税収増への期待がある点については、「財政に資する代替の政策を作る」と話した。

 小此木氏は建設大臣や通産大臣を務めた小此木彦三郎氏の三男。1993年に衆議院議員初当選し8期目。2017年、第3次安倍内閣時に初入閣し、国家公安委員会委員長などを務めた。

「横浜を社会実験の場に」 水産業・坪倉氏、立候補へ

 横浜中央卸売市場内で水産仲卸業を営む「坪倉商会」などを運営する「金一グループ」会長の坪倉良和氏(70)が横浜市長選へ無所属で立候補する意向を示した。

 坪倉氏はこれまで、仲卸業を営みながら、魚をはじめとする食文化の発信や市場、商店街活性化などに取り組んできた。

 本紙の取材に坪倉氏は「今までの経験から法律や慣例によって活動が制限されていることを強く感じていた」と言い、「横浜が国の言いなりになってはならない」と主張。IR誘致には反対の立場で、市が候補先とする山下ふ頭に、「時限的な社会実験の場として、食を楽しめる場を作るなどしたい」という。そのために、行政と企業や市民らによる会議を開き、政策決定の過程を公開し、市民の政治への信頼を得たいとしている。

小此木八郎氏
小此木八郎氏
坪倉良和氏
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