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「鳥型ロボット」とマジック ニューグランドで初披露

文化

掲載号:2021年9月16日号

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マジックショーに使う「ラ セリネット」を手に前田さん(7月ホテルニューグランドで)
マジックショーに使う「ラ セリネット」を手に前田さん(7月ホテルニューグランドで)

 「奇跡の指先」と称されるクロースアップ・マジシャン、前田知洋さん(55)=人物風土記で紹介=によるショーが9月17日(金)と18日(土)、ホテルニューグランドで開催される。ステージでは、アンドロイドやロボットの原型とされる「ラ セリネット」を使った、マジックを初公開する。

世界のセレブを魅了

 「ラ セリネット」は、18世紀にスイスの精密機械職人、ピエール・ジャケ・ドローにより設計された。ネジを巻くと機械のカナリアがくちばしや羽などを動かしながら美しい声を奏でる「シンギングバード(歌う鳥)」とも呼ばれており、ルイ16世やマリー・アントワネット、清の皇帝など、世界中の人々を魅了したと伝えられる名品だ。

唯一無二の楽しさを

 初公開のマジックは、このカナリアが前田さんや観客と対話し、選んだトランプを当てるというもの。機械に一切触れていないのに会話に応じて鳥が動いたり、鳴いたり…。ジャケ・ドローが作った「触れることなく指示通りに音を奏でる置時計」が当時、宮廷の人々を驚かせたという出来事をオマージュした。今回使用する機械は1960年代に組み立てられたものだが、構造は発明された270年前とほぼ同じ。歯車など機械内部の動きを常に見ることができるのも、このマジックの楽しみの一つだ。

先人の発明に思い馳せ

 今年は奇しくもジャケ・ドローの生誕300年の年。様々な縁が重なり、前田さんの元にやってきたラ セリネット。オーバーホールを自ら行い、ジャケ・ドローに思いを馳せ、このマジックが生まれた。「伝統を大切にし、新しいものを取り入れる横浜の街にぴったりのマジックです。ぜひ楽しんでもらえたら」と前田さん。動画(https://vimeo.com/579021827)も公開されている。

 公演は11時30分と17時30分(17日は夜のみ)。問合せは同ホテル【電話】045(681)1841。
 

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