「野庭の遊水地を昔みたいにきれいにできないか」「子育て世代に選ばれる町にするためには」――。野庭団地・住宅で住民、行政、民間企業らが幅広いテーマで地域の未来について意見交換を続けている。
「野庭住宅と野庭団地の未来を考える会」(黒田祐輔会長/野庭団地連合自治会会長)は10月14日、第5回目の会議を野庭ショッピングセンター内「なごみのば」で開いた。同会は昨年10月に第1回会議を開き、住民アンケートをもとに町の魅力や課題を整理し、その後も将来の方向性について話し合いを重ねている。連合自治会や地区社協、地域ケアプラザ、商店会の代表者に加え、区役所、市建築局、市住宅供給公社の職員も同席。さらに近隣幼稚園の職員や無印良品港南台バーズなど民間企業からも代表者が参加している。
同会では将来に控える市営野庭住宅の建替えを念頭に、今後の再生に向けて目標や方針を話し合い、めざす「ビジョン」をとりまとめた。同会の黒田会長は緑地整備の計画について語ったほか、「遊水地は今、立ち入って掃除することもできない。かつては水鳥も見られたので親水公園も兼ねた形にできないか」と意見を出した。野庭団地住宅管理組合連絡協議会の大力洋介会長は住民の情報共有の方法にふれ、「サポート体制を整えながら、住民のITリテラシーをあげることも必要」とした。
策定したビジョンに基づき、みらいを「つなぐ会」として来年1月にも話し合いを行う予定。
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