水道施設工事や管工事を営む港南区下永谷の(株)ライフ・コア横浜(木村正司代表取締役)がこのほど、港南図書館に児童書51冊を寄贈した。木村社長は「次代を担う子どもたちが本に親しんでくれたら」と思いを語る。
同社は区内住宅の漏水修理などのほか、主に水道管工事などの公共事業を担っている。市からの受注もあるため、以前から「地元になにか還元できることはないだろうか」と平戸永谷川の清掃活動にも参加してきた。
その他にも方法を模索していたところ、木村社長がたまたま目にしたのが市のホームページ内の「図書寄贈のお願い」の文字。市立図書館で本の寄贈を呼びかけているのを知り、港南図書館に打診して今回の寄贈が実現した。両者が相談の上、寄贈する本は子どもたちに人気のある本を港南図書館が選び、地元の一幸堂に発注して納品した。
港南図書館の鈴木裕子館長は「児童書は人気で多くの親子が手にする。長く愛される作品はたくさん親しまれる分、本が傷んできたりもするので寄贈はとてもありがたい」と笑顔で語った。
寄贈された本はすでに貸出を開始しており、早くも多くの親子が手に取っているという。
「継続して続けたい」
「デジタル化が進んでいるけれど、本を読むのは大事なこと。教わる勉強だけでなく、いろんな学びが本の中にはあるはず」と木村社長。今回の寄贈は市からの仕事の受注に応じて予算を決めたといい、「今後も毎年寄贈を続けたい。そのためにと思うと仕事のモチベーションにもつながる」と話す。また「地域貢献をしたいものの、何をしたらいいかという企業も多いはず。こういう還元が広がるのもよいのでは」と思いを語った。
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