宅地開発から50年――。港南台の住民有志がこのほど、まちの歩みや魅力などをまとめた「港南台 街&暮らし白書」を完成させた。港南台1丁目から9丁目まで写真も多用して親しみやすいものにまとめ、「次代を担う人たちの参考にもなれば」としている。
発起人の思い結実
白書を手がけたのは「港南台 街&暮らし白書づくりプランナーズ会議」(森博子代表=今号中面人物風土記で紹介)。メンバーは連合自治会や社会福祉協議会、地域ケアプラザ、商店会のほか、子育てや障害者福祉などの分野の活動に取り組む約30人。森代表は「個性豊かなメンバーがそろったおかげで、住民目線の白書に仕上げることができた」と語る。
きっかけは2017年。港南台子育て連絡会の発足や地区センターでの図書取次サービスの実現など、幅広い分野で港南台の活動に取り組んできた故・廣畑成志さんの発案で白書づくりのための会議がスタートした。「2020年で開発からおよそ50年。街のこれからを描く土台となる『白書』が必要だろう」。そんな呼びかけで多分野に渡る話し合いが開かれ、少しずつ白書が形作られていったという。
そんな中で昨年4月、闘病しながら活動に取り組んでいた発起人の廣畑さんが他界。生前、指名された森さんが代表として活動を引き継いだ。森代表は「廣畑さんの幅広い活動があったからこそ、このメンバーでの白書づくりが実現した」と思いを語る。
白書は2月中旬以降、港南台タウンカフェで販売予定。A4判カラー55ページで税込1000円。数量限定のため、1月31日まで予約を受け付けている。白書についての問合せは、タウンカフェ(【電話】045・832・3855)へ
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