栄マジッククラブ会長を務める 小山 國司さん 栄区鍛冶ヶ谷在住 80歳
「頑張る力」手品から
○…横浜市長の名前が入った表彰状を手に「栄誉なこと」と素直に喜びを語る。老人ホームやデイサービス、地元の幼稚園など多い時は、年間30回以上活動していたが、コロナ禍でこの2年間は舞台に立っていない。「指を動かしていないと手品の手順が分からなくなる」と自宅での自主練を欠かさない。「(コロナが収束したら)1番に来てほしいと言われている場所もある」と活動再開を待ちわびる。
○…現在、マジッククラブの4代目会長。会の発足は、1999年の本郷地区センターの自主事業がきっかけだ。会の誕生から4年後、団体の公演を見て「自分もやってみたい」と入会。「最初はちんぷんかんぷんだった」と手順やタネを覚えるのに苦労した。入会から約20年が経過。園児から大人まで目を輝かせる姿に「喜ばれることに喜びを感じ、頑張る力をもらっている」と手品が人生に彩りを添えている。
○…東北出身。大手化粧品メーカーで定年まで勤め上げた。退職後、第二の人生は介護職。3カ月間勉強し、ヘルパーの資格を取得した努力家だ。港南区内のデイサービスで働き始め覚えたマジックを披露することも。「みんな喜んでくれて嬉しかった」と満面の笑み。その後、栄区の施設で79歳まで働いた。
○…「季節の移り変わりを感じる」と毎朝、午前5時40分頃からいたち川沿いをウォーキングしている。また、鎌倉の卓球クラブで約7年、汗を流すスポーツマンの一面も。「同年代の仲間とわいわい、がやがやするのが楽しい」。80歳の今なお、運動できる健康体を維持している。これからのマジッククラブの活動については「大先輩から受け継いできた会を汚すことなく、会員一同頑張っていきたい」と前を見据える。
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