さくらプラザで年1回、写真展を開催するヨコハマセブンフォトの会長を務める 向山 康三さん 日限山在住 70歳
各自の写真観 刻み込んで
○…「ほんの一枚の写真から喜びをもらえる」。年1回、さくらプラザギャラリーで写真展を開くアマチュアグループ「ヨコハマセブンフォト」。会員は18人。平均年齢は70歳前半。歴史は古く、設立は1954年にさかのぼる。当時、7人の有志で発足したことが名前の由来だ。「当会に脈々と引き継がれている個性的な作風の写真を展示します。ご高覧を」と笑顔を見せる。
○…月に1回例会を開く同グループ。各自が撮影してきた写真の品評を会員間で行い、年度で賞を出し、腕を上げている。「作品は風景、アート系など多種多様。会員には常に、『それぞれの写真観、喜びや不安を刻み込んで』と後押していています」。このほか、横浜美術協会(ハマ展)副会長などいくつもの会に所属し、写真の普及に尽力する。「人との交流を大切にしながら活動を続けています」
○…長野県生まれ。就職を機に上京。定年まで勤め上げた会社では品質管理、海外工場でのマネジメントなどを担当した。家族は妻と子ども3人。家事の手伝い、子育て共に「妻に任せてしまった」。主因はやはり写真。中学生から遊びでシャッターを切り始め、会社員になってから本格的にエンジンがかかった。「撮影や会の集まりに参加させてくれた妻には感謝しかありません」と恐縮しきり。
○…フィルムからデジタルへの移行は、写真の在りようを大きく変えたという。「何枚でも撮れ、自ら編集が可能となり、個性化が図れるようになった」。こうした技術的な躍進をグループでは積極的に取り込む。「いずれ新しいリーダーにバトンを渡し、さらにレベルアップを図れれば。私の写真人生は半世紀だが、まだこれから」と老いを感じさせない。
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