野七里地域ケアプラザで6月13日、栄区と同施設の職員が福祉避難所の開設・運営訓練を実施した。区が主催し、区内では初となる試み。
福祉避難所とは、大規模な災害が発生した際、地域の防災拠点や自宅での生活が困難な人が生活するための施設。区役所と協定を締結した高齢者施設、障害者施設、地域ケアプラザなどの建物が対象となる。
栄区福祉保健センター高齢・障害支援課長の松原実千代さんは「災害が起きた際にマニュアル通り動けるかを確認し、改善点を洗い出すことが狙い」と話す。
当日はアドバイザー役のNPO法人「日本防災環境」の職員や、見学の地域住民を含め計32人が参加。区内で震度6強の地震が発生した想定で、被害状況の確認や簡易トイレ・ベッドの組み立て、備蓄用食料や車いすの準備など約2時間の開設・運営シミュレーションが実施された。
取り組みについて松原さんは「いざという時にスムーズな動きができるよう今後も継続して実施していく。区民の皆さまの安全を守れるよう努力したい」と語った。今後は地域ケアプラザ以外の施設でも開催を検討しているという。
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