栄消防署が本郷台駅前広場で11月12日、「防火・防災フェア」を3年ぶりに実施した。栄消防団、栄火災予防協会、市民共済戸塚普及サービスセンターが協賛で各団体のメンバーら計約35人が参加した。
秋季全国火災予防運動の一環で、市内でも高齢化率の高い栄区において、子育て世代を中心とした若い層に向けての啓発がねらい。
当日は水消火器を使った初期消火や起震車による地震、AEDを使用した心肺蘇生法、煙が充満したトンネルの通過などさまざまな体験コーナーが設けられた。また、広報コーナーでは住宅用火災警報器の設置・点検についての案内や、横浜市避難ナビの紹介などが行われた。
そのほか、消防車両の展示や消防服着用体験、スタンプラリー、リモコンクレーンゲームなど子どもが楽しめるコーナーも用意されており、駅周辺を行き交う地域住民らは足を止めて催しに参加していた。
取り組みについて、参加した同署の担当者は「コロナ禍の中、久しぶりに開催できてよかった。イベントを通じて区民の意識が高まり、区内の火災や災害を少しでも減らせれば」と語った。
また、同協会の角田宏子会長は「初期消火など、自身の身を守るための入口部分を体験してもらい、防火・防災について考えるきっかけになれば」と思いを述べた。
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