環状2号線「上永谷駅入口」交差点付近で開花を迎えようとしているリュウゼツラン。数十年に一度しか花を咲かせず、一度咲くと株ごと枯れてしまうという希少な植物だ。
花茎を伸ばし始めた5月から、近隣住民の間で話題になると、6月からテレビなどでも報道されるように。今や上永谷で知らない人はいないほどの注目度となった。
本紙編集室が最初にこの植物に気付いたのは、5月23日。一本の情報提供の電話によってだった。すぐに現地に向かい写真を撮影。土木事務所や近隣マンションにも取材を行い、その内容を本紙5月30日号で「リュウゼツラン? 環2『上永谷』に巨大植物 土木事務所は静観」という見出しと共に掲載した。
すると、この後、地上波放送のテレビや日刊紙でも取り上げられるようになる。注目度は次第に増し、晴れている日は写真を撮る人の姿が絶えないようになった。時には車道にはみ出しそうになる人の姿も見られ、港南警察署には「危ないケースがあるので、注意してほしい」という要望が入ったという。当初、「通行の妨げにならない限りは伐採しない」とコメントしていた港南土木事務所も、この状況ではさすがに伐採するわけにもいかず、注意喚起の立て看板を立てて対応している。
さて、果たしていつ咲くかについてだが、6月29日時点の写真を横浜市こども植物園に送ったところ「開花は間近」と回答。確かに、望遠レンズでつぼみを撮影すると膨らんでいるのが、見て取れるようになっている。つぼみが開くと雄しべが見える状態になるという。
なお、港南図書館にはリュウゼツランに関する植物図鑑を集めた特設コーナーが設置されている。植物の詳細が気になる人は調べてみるのも良いだろう。
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