港南台の「横浜市病院協会看護専門学校」(吉井宏学校長)が、開校から20周年を迎えた。
同校は市内の107病院が会員となって組織される(公社)横浜市病院協会によって1995年に作られたもの。現在、市内にある看護専門学校は12校(14年度時点)。同校開校当時、市大病院に付属する看護学校の短大化移行(現在は大学)などの問題をはじめ、市内南部医療圏(港南・中・南・磯子・金沢・栄区)に私立の看護専門学校がなかったことから、校地は港南台に選定された。
開校から携わってきた同協会の新実景子さんは「看護師不足などの課題もあり、協会では市に学校建設を陳情していた。開校は悲願だった」と振り返る。
コミュニケーション能力を重視
これまで約1170人の卒業生がおり、14年4月時点で9割以上が市内の病院に就職。設立目的である「国際都市よこはまの医療ニーズに適応できる看護師の養成」のため、授業では多様な価値観に対応できるコミュニケーション能力の習得を重視し、入学早期から「精神看護学」を学ぶという。
クラブ活動も盛んで、バレーボールをはじめ、茶道部やボランティア部などがあり、地域交流にも力を入れている。
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