栄区内の市民の森愛護会のメンバーや森づくりボランティアが集って意見を交わす交流会が2日、栄区役所で開かれた。各団体が区内各地の森の魅力をPRしたほか、森の現状や活動の課題などの意見を出し合った。
参加者は飯島・上郷・瀬上・荒井沢・鍛冶ヶ谷の5つの市民の森愛護会のメンバーと、上郷森の会、瀬上さとやまもりの会、本郷ふじやま公園運営委員会、横浜自然観察の森友の会といった森づくりボランティア。
意見交換では「イベント紹介やボランティア募集を市や区の広報に載せてほしい」「活動に積極的でも情報発信まで意識がまわらない」「希少な生物がいると広報は難しい」など情報発信に対する様々な意見が挙がった。また森の中でのトレイルランや自転車に関するマナーやルールの必要性を指摘する声もあった。
会場を小菅ヶ谷北公園に移し、横浜市内の公園管理に携わっている「かのこ環境プロデュース株式会社」の神保賢一路社長が園内の自然を紹介しながら、森づくりを指南。「栄区の里山は利用の多様性があって管理の多様性、環境の多様性、生物の多様性につながる。栄区はこのサイクルができている」などと話した。
参加者の一人、横浜自然観察の森友の会の中里幹久事務局長は「自分たちのエリアの活動になりがち。交流会はお互いの森や活動を見て聞くきっかけになり、これからも理解が深まるといい」と話した。
各団体が交流する場は少なく、こうした交流会は近年では行われていなかったという。交流会を企画した栄区役所は、各団体から挙がった意見について、栄区の森の魅力をPRする施策や事業に反映させたいとしている。
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