栄区の男性の平均寿命は82・１歳で全国１８８０市区町村のうち31番目に高い――。厚生労働省が17日、平成27年の国勢調査に基づく平均寿命を公表した。
日本一長寿の市区町村は、男性が横浜市青葉区で83・３歳、女性が沖縄県北中城（きたなかぐすく）村で89・０歳だった。
男性で最も低いのは大阪市西成区の73・５歳で、青葉区と９・８年の差があった。女性で最も低いのも大阪市西成区の84・４歳で、北中城村とは４・６年の差があった。
全国の平均は男性が80・８歳、女性が87・０歳だった。
栄区の男性は82・１歳の31位で上位50位以内にランクイン。前回の平成22年調査の80・９歳から１・２年伸ばした。栄区の女性は前回調査の86・９歳から０・９年伸ばして87・８歳だった。
また平成22年の調査では81・３歳で37位だった港南区の男性は０・３年伸ばしたものの81・6歳で上位50位圏外となった。港南区の女性は87・３歳で前回調査の87・０歳から０・３年伸ばした。
上位には男性１位の青葉区（女性９位）のほか、都筑区（男性４位、女性６位）、川崎市麻生区（男性２位、女性４位）などがランクされ、横浜市北部と川崎市北部の平均寿命が長い傾向が顕著となっている。
厚生労働省は平成12年の国勢調査から５年に１度、市区町村別の平均寿命を公表している。今回で４回目。
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