福祉の枠組みで緑化を推進――。港南中央地域ケアプラザを中心に緑化活動に取り組む市民グループ「グリーンズH3O」が、「よこはま緑の推進団体連絡協議会」と「公益財団法人横浜市緑の協会」の「よこはま緑の推進団体優秀活動表彰」で最優秀を受賞した。6月5日、横浜市開港記念会館で表彰式が行われた。
「地味な活動ではあるけど、多くの人の目に触れ、多くの人がかかわってきた。みんなでもらえた賞だと思う」。そう話すのは代表の秦裕美さん。
グリーンズH3Oのメンバーは30代から70代までの8人。日本園芸福祉普及協会が主催する園芸福祉士養成講座で知り合い、偶然にも港南区や周辺に住む4人が2005年に立ち上げた。初期メンバーの名字の頭文字をとって命名したという。
ハーブインストラクターでもある秦さんが講座を行っていたこともあり、同ケアプラザで活動を開始。福祉の考えを取り入れ、「植物は幸せと癒しを与えてくれる。多くの人が関わることが重要」と施設の利用者や近隣の人たちの協力を得ながら植栽を行ってきたという。
250平米ほどある同ケアプラザ周辺の花壇は現在、四季折々の草花が咲き誇り、施設利用者や通行人の目を楽しませている。
同ケアプラザの北島康子所長は「表彰されてよかった。花を絶やすことなく、メンバーの皆さんがよく考えながらやってくれている。温かくて心に残る花壇だと思う」と話していた。
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