麦田町発展会 加盟店に救急キット設置 安全・安心なまちづくりめざす
「麦田町発展会」(大谷稔会長)は、山手トンネルを本牧方面へ抜けてすぐ、本牧通り沿い約500メートルの39店舗が加入する商店街だ。そんな小さな商店街がいま、「安全安心のまちづくり」を目標にユニークな取り組みを次々と展開している。
同商店街の店舗の軒先に、昨年10月から「F+A」と書かれたのぼり旗が設置されるようになった(写真)。この「エフエイ」こそ、同商店街の取り組みの一つ。包帯やガーゼ、絆創膏、消毒液などを常備した専用の救急キットを店内や営業車に設置しておくことで、災害や事故が起こった際に迅速に応急手当ができるという仕組みだ。同商店街では一昨年末に導入を決め、商店街単位では全国で初めてとして注目を集めた。現在は30店舗がキットを設置している。
これまで店頭にキットの設置を示すシールを貼るなどしていたが、「より多くの人に知ってほしい」とのぼり旗によるPRをすることに。「お客様からも『あの旗はなに?』と聞かれることが多くなりました」(大谷会長)と少しずつ地域での認知も広がっている。
今後もバス通り沿いの商店街として、お年寄りがバスを待ちやすいようにとベンチの設置を進めているほか、若手が中心となって地元の山手公園愛護会を結成し、木が生い茂って薄暗く、利用者が少なくなっていた同公園を中心とした活性化を進めている。
大谷会長は「我々のような商店街も地域の一員。住民の安全安心な暮らしの手助けができれば」と話している。
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