東日本を襲った東北地方太平洋沖地震。国内の観測史上最大のM9・0を記録した。神奈川県内でも大きな揺れを観測。中区山手町では震度5強を記録するなど、各地で壁の崩壊や地割れなどの被害が見られた。
今回の地震に伴う中区西区内の被害状況を取材した。中消防署、西消防署によると中区内では、救急車出動6件、6人搬送、消防車出動34件超。西区では救急車出動18件、22人搬送が搬送。両所管内とも火災の被害はなかった。(3月14日現在)。主な被害としては外壁の崩壊、ガス臭、エレベーターに閉じ込められるなどの内容が報告されているという。
中区常盤町のビルでは壁が剥がれ落ちるように崩壊。崩れ落ちた瓦礫の周囲には規制線が張られ、通行規制がされている。また、西区南幸のショッピングセンター前では、大きな地割れが発生。建物全体を囲むようにひび割れたタイルの様子を、写真に収める通行人の姿も多く見られた。
各署では「余震によって、建物のガラスが割れるなどの被害報告もある。まずは余震対策をしっかりとしてほしい」とし、火の元の確認などを呼びかけている。
計画停電を実施
東京電力は3月14日から関東甲信越地方を5グループに分け「計画停電」を実施。それに伴い、JRや私鉄などの鉄道で運行調整や見合わせが行われた。
また、市内の公共施設やショッピングセンターなどでも営業時間の短縮や見合わせなどの対応がとられた。
地震による市民生活への余波はまだまだ続きそうだ。
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