横浜立野高 思い出の校舎「ありがとう」 お別れ会に卒業生ら約250人
耐震化を目的とした新校舎建設のため、現役校舎の取り壊しが決定している県立横浜立野高校(中区本牧間門)で3月13日、同校同窓会主催による「校舎お別れ会」が行われた。
直前に発生した東日本大震災により開催が危ぶまれたが、現役高校生との交流イベントが中止になった以外はほぼ予定通りに開催された。
当日は交通機関が不安定ななか、卒業生ら約250人が参加。式典は震災犠牲者を悼み、黙祷から始まった。大矢芳男校長や土方秀一同窓会会長、中村宣吉前会長は校舎への敬意を表するとともに、それぞれの校舎への思い出を語りながら挨拶。その後現校舎が本牧間門に完成した当時入学した19期生の酒井俊夫さん(西区在住)が乾杯の音頭をとり、立食スタイルの懇親会が開かれた。ステージでは「youkan(ユーキャン)」の名前で路上ライブを行っている卒業生の神崎隆広さんが立野高校をテーマにした曲を披露し盛り上げ、最後は参加者全員で校歌を歌い、学び舎に別れを告げた。
参加者の一人(42)は「在学当時と変わっておらず懐かしい」と話し、旧友たちと校舎を見学しながら思い出話に花を咲かせていた。
同校は来月から新校舎完成までの3年間、旧港南台高校に移転する。
現在同窓会では卒業生から間門校舎の思い出を募集している。メールか郵送で4月末まで受けつけ、ホームページに掲載予定。詳細はhttp://homepage3.nifty.com/tatenodosokai/jimu.htmまで。
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