高齢者の見守りにも成果 中区第2地区社協「ふれあいサロン」
中華街の一角にある山下町町内会館。ここでは毎週金曜日の午後になると、高齢者の元気な笑い声や歌声が響いてくる。
これは中区第2地区社会福祉協議会(松澤秀夫会長)が実施している「ふれあいサロン」でのひとコマ。同社協では約15年前から、地区内に住む一人暮らしの高齢者の居場所づくり、生きがいづくりを目的に、同サロンを実施している。
今では毎回40人以上が訪れ、社協の会員たちが提供したお菓子やお茶を楽しみながら、おしゃべりに花を咲かせ、手話コーラスの練習に励んでいる。2年ほど前から通っている、という75歳の女性は「毎週ここに来るのが楽しみ」と笑顔を見せる。取材に訪れた18日は、東北地方での地震の翌週ということもあり「お互いの顔を見て安心した」という声も多く聞かれた。
同社協ではサロンの活動を、地域のお年寄りの「見守り」にもつなげたい考え。松澤会長は「ここに来て、健康で元気になってもらうとともに、普段から地域のお年寄りとのつながりを確保したい」と話していた。
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80周年記念事業で地域のつながりを3月28日 |
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