「神奈川県アマチュアゴルフ選手権大会2011」女子の部で優勝した 川岸史果(ふみか)さん 日本大学高等学校(箕輪町)2年生
物怖じせず、高みを目指す
○…「本当に負けず嫌いです」。2回目の「神奈川県アマチュアゴルフ」女子No.1の座に就いた。一般も参加する同大会を初めて制したのは中学3年生の時。「当時と比べて、”考えるゴルフ”ができるようになりました。以前はより遠くに飛ばすことしか考えていませんでした」。成長を示した勝利だった。
○…両親ともにプロゴルファー。父親は、プロの世界で数々の実績を残してきた良兼さん。現在、第一線で活躍する選手らは小学校入学前に競技を始めることが多いが、「小学5年生のときにゴルフに触れました。2歳上の姉がやり始めたのが大きかった」。両親の ”のびしろ”を残す考えにより、水泳やテニスなど他競技での体づくりを優先的に行った。「コーチはお母さん。姉に負けたくないという気持ちでやっていました。その時、ドライバーは250ヤード(約228M)ぐらい飛んでいました」。小学校高学年時から、女子プロの平均飛距離に匹敵するパワーを見せていた。
○…ゴルファーとしての強みは、真っ直ぐ正確に飛ぶドライバーショットと、強い精神力。「お父さんは、グリーン上で緊張すると言っていますが、私は全くプレッシャーを感じない。お母さん似ですね」と笑う。「短時間で集中して練習に取り組んでいます。コースに出る、実践的なことも重視しています」。普段は、音楽や映画鑑賞を楽しむ普通の高校生。3人グループの「ファンキーモンキーベイビーズ」のファンだ。「明るい歌が多くて、元気をもらえるんですよ」と笑顔になる。
○…「強い選手に勝つことが一番うれしい。達成感があるので」。今回の選手権の優勝により、秋に行われる国体の県代表に選ばれた。目標のトッププロになるために、今後のアマチュアの大会を全て勝っていく意気込みだ。「課題は短いコースを制する技術力。今、その練習を繰り返しています」。物怖じしない性格が栄光を引き寄せる。
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