西区の市立戸部小学校(石川純一校長)の6年2組の児童が、同校で行われたスクールゾーン対策協議会に参加し、地域の道路の改善案を提案した。これは総合学習の時間に行った調査を基にしたもので、児童がこうした提案を行うのは初めてのことという。
6年2組の児童は今年の総合学習のテーマに地域の交通安全を選び、「とべまち安全守り隊」として自分たちで街を歩き、地元の幼稚園や高齢者施設周辺の危険箇所などを調べている。
スクールゾーン対策協議会は、PTAや地域が警察や行政と一緒に学校の通学路の安全について話し合っているもの。今回は「これまでの調査を活かしてほしい」と児童が参加を申し入れたもので、協議会への児童の参加は初めてとなる。
協議会では、通学路の危険箇所の指摘、改善要望などが話し合われた後、6年2組の発表が行われた。
児童たちは「戸部幼稚園の前の坂が急で危険なので”スピード落とせ”といった看板をつけるべき」などと、班ごとに発表を行った。
児童のひとり、牧野内脩平君は「みんな真剣で緊張したけど楽しかった。これからも街を調べて看板やポスター作りに協力したい」と感想を述べた。同協議会会長でPTA会長の渡邊尚美さんは「学校を支える地域や行政の方と話し、自分たちが住む地域について考えるいい経験になったと思う。発表も子どもたちならではの視点で良い意見が多く、協議会としても参考にしていきたい」と話した。
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