神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2011年11月3日 エリアトップへ

119番通報 震災、台風で問い合わせ急増 「不適正利用」も後絶たず

公開:2011年11月3日

  • LINE
  • hatena
1日の119番通報は600件以上
1日の119番通報は600件以上

 今年1〜9月の119番通報は17万4014件。昨年同時期と比べ、6072件の増加となった。その大きな要因となったのが、東日本大震災と台風15号という二度の災害だ。ただ、通報のほとんどは緊急性の無いもので、市消防局では「災害時ほど冷静になって、本当に119番通報が必要か考えてほしい」と呼びかけている。

3・11は通常の3倍

 東日本大震災が発生した3月11日。この日の119番通報は1995件に上った。これは通常の1日平均の3倍以上に当たる。保土ケ谷区にある消防指令センターは、文字通りパンク状態となった。だがその内容の多くは「電気はいつ復旧するのか」「公共交通の運行状況を教えて」といったもの。この日こうした「問い合わせ」は約1300件にも上った。

 また台風15号が関東に上陸した9月21日の119番通報は1505件。がけ崩れや浸水の被害が発生し、消防・救急隊がフル稼働となるなか、この日も「家の塀が倒れた」や「電線から火花が上がっている」(海水の付着で発生する現象で送電に影響はない)などの通報が殺到。全体の半数近い約700件を占めた。

 市消防局では「災害時こそ一刻を争う通報が多くなる。電話がつながらなければ、救える命を救えない可能性もある。冷静になって不要不急の通報は控えてほしい」と呼びかける。

3割が「問い合わせ」

 昨年1年間の119番通報は23万5685件。このうち約3割が病院の場所を尋ねるものや110番とのかけ間違え、「夜中にサイレンを鳴らすな」といった緊急性のないもの。いたずら電話も多いという。また「救急車で行けば早く診てもらえると思った」「病院から駅に行きたい」などの理由で通報する、不適正利用も依然として後を絶たない。

 消防局は「救命のリレーの第一走者は通報者。的確な通報を心がけてほしい」と話している。
 

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

スポーツ&観光をPR

横浜市の魅力発信

スポーツ&観光をPR

特別『るるぶ』を発行

4月18日

みんなで鯉のぼり作り

西区役所1階

みんなで鯉のぼり作り

地元の作家5人が企画

4月18日

行政書士による無料相談会

行政書士による無料相談会

4月25日、26日

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook