横浜中華街で11月13日に行われた「美食節」の点心品評会に、中華街に隣接する市立みなと総合高校(宮崎健校長)が特別参加。生徒たちが考え出したオリジナル点心でプロの料理人たちに挑戦した。
今年で4回目の「美食節」は、中華街の食文化発信を目的に行われているもの。13日に行われた「点心品評会」は各店舗の料理人が創作した自慢の点心を一般の参加者が食べ比べる恒例の人気イベント。
みなと総合高校は、中華街の祭りに吹奏楽部が参加するなどこれまでにも交流があり、今回も中華街からの呼びかけで出品を決めた。プロの料理人以外で唯一の挑戦となった今回の点心を考えたのは、同校企画部に所属する1年生の女子生徒5人。生徒たちは研究のために中華街の店舗を回ったり、店舗の厨房で料理方法を習いながら「学生らしい新しい点心、手に持って歩けるもの」をテーマにレシピを考案。試作を重ねた結果、細切りにした牛肉をトマトや大葉と一緒にホワイトソースに絡めて春巻きの皮で包んで揚げた「モーモースティック」を作り上げた。創作には同校の小市聡副校長の紹介で、”高校生レストラン”としてテレビドラマのモデルにもなった三重県立相可高校の食物調理課の生徒も協力。品評会当日には同校の生徒も駆けつけて一緒に200人分の春巻きを作り上げた。
特別参加となった生徒たちの点心の順位は未発表だったが、生徒代表の吉川佳奈さんは「中華街の厚意と三重県の相可高校の皆さんのおかげで、おいしい春巻きと素晴らしい体験ができました。今後も機会があれば地域の皆さんに食べてもらったり、お店と協力してオリジナル商品を作ってみたい」と話していた。
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