西区の市立宮谷小学校(中川智子校長)で11月22日、公開授業が行われた。
これは、よりよい授業を行うために幅広い意見を求めようと学校関係者や保護者を招いて毎年行われているもの。当日はおよそ500人が見学に訪れた。
今年は「健康」をテーマに、「朝ごはんのすすめ」や「かぜに負けない体づくり」など、食育や運動の課題をクラスごとに設定。児童たちが野菜を育てたり、毎日の体の調子を記録して結果を発表した。
3年1組(石川和之教諭)では「古くなった食材はどうするのか」というテーマで、児童が地元のスーパーマーケットや鮮魚店を訪問し、店主らに話を聞いた。
授業では「夕方になると割引していた」「従業員が持って帰っているかも」「お店の信頼が大事だから古い食材は捨てる」など、それぞれが調べた結果や意見を発表し、「食材を捨てないために、お店では売り方にいろいろな工夫をしている」とまとめた。石川教諭は最後に「私たちはこういった多くの人たちの努力のおかげで毎日美味しいものを食べることができていることを忘れないでほしい」と呼びかけた。
中川校長は「今回一番大きかったのは児童が自分たちで調査や研究のやり方を考えたこと。学校としても公開授業の結果を今後に活かしていきたい」と話した。
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