2012年度の市予算案が発表され、各区の自主企画事業の概要も明らかになった。東日本大震災の経験から、中区・西区とも防災に強い街を目指すとともに、中区は子育て支援、西区は14年度の区制70周年への取り組みなど、独自の施策にも力を入れる。事業案は現在市会で審議中で、3月23日にも議決される。
安心と活力を生み出す街へ中区
中区の自主企画事業予算は1億2767万円。市全体の課題でもある災害対策や子育て支援に積極的に対応するとともに、地域福祉保健計画「中なかいいネ!」の推進を目指す。
6分野の自主企画事業(図参照)の中でも特に重点事業と位置づけられているのが、減災行動の啓発や情報伝達体制の強化を図る「地域防災力向上事業」(526万円)、保育園と協力して親の育児不安の解消を図る「中区グランマ保育園事業」(285万円)、地域の絆・つながりを強める「中区みんなで小さなおせっかい宣言事業」(129万円)などとなっている。
つながりと魅力の街を西区
西区の自主企画事業予算は1億1390万円。「つながりを大切に 誰もがにこやか幸せなまち 西区へ」との考えで編成された。
東日本大震災で多くの帰宅困難者が出た教訓などから改めて地域防災活動の推進(575万円)とともに、西区地域福祉保健計画「にこやか しあわせ くらしのまちプラン」の推進(232万円)、そして平成26年度の区制70周年に向け、区の歴史遺産や魅力を再発見する「西区の温故知新!魅力アップ事業」(600万円)の3つを重点事業に掲げる。
予算案は現在市会定例会で審議中。3月23日(金)にも議決される見通し。
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