意見広告 地域防災拠点の運営に女性の視点を 中区選出公明党市会議員 福島直子
東日本大震災で被災された皆様のこの一年の苦闘に思いを馳せ、改めて御見舞い申し上げます。
この度の震災では、阪神大震災や中越沖地震で指摘され改善されてきたはずの「女性の視点からの災害対策」が未だ不十分であったとの多くの報告がなされています。
震災直後の混乱の中で立ち上げられる体育館などの避難場所では、これまでの被災地経験から当然行われるべきとされている間仕切りの設置や、授乳、着替えなどへの配慮を「わがまま」と一蹴され大変つらかった、とする声が各地の女性から聞かれているのです。
これは、国の中央防災会議にも各自治体の防災計画にも「男女の違いへの配慮」「意思決定の場への女性の参加」が明記されるようになっているにもかかわらず、災害対応の最前線である「地域」の防災リーダーに女性が十分育っていないからではないでしょうか。また避難場所での集団生活という突発的な事態では、必ずしも防災のプロが運営にあたるわけではない現実もあるからだと思います。
こうした実態を踏まえ、公明党神奈川県本部の女性議員は2月18日、静岡県が開発普及している「避難所運営ゲーム」の研修を行いました。
小学校の平面図を前に、次々とやってくる被災者にどのように対応し、体育館や校庭をどのように運営するのか、地域防災拠点での運営訓練が不可欠と感じました。そして女性の視点を反映させるため、女性の防災リーダーの存在が重要であると痛感しました。
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