中区・西区版 掲載号:2012年4月12日号

人と街つなぐスペースに

石川町駅そばに「絵本カフェ」 

「縁側のような場所になれば」と今井さん
「縁側のような場所になれば」と今井さん

 かつてJR石川町駅周辺の「ひらがな商店街」にあった”田中さんちの駄菓子屋”―。子どもやそこに暮らす人たちを側で見守り続けていた空間が今年4月、新たに『絵本カフェ「と」』(中区石川町3-108-5)として生まれ変わった。

 元々は、横浜でアーティスト支援を行う「自在」の主宰者である今井嘉江さん(西区在住)の実家。昨年亡くなった母が残してくれた家を何か地域のために使えないかと考えた末、自らの夢でもあった絵本カフェを開き、地域の交流拠点にすることを思いついたという。それから半年ほど、今井さんの人脈を通じて集まった多くのボランティアが様々なアイデアを出し合い、オープンに至った。

 営利目的のカフェではないが、アーティストにリノベーションを依頼し、提供するメニューも本格的なカフェに引けをとらない。また、今井さんの雑貨好きが高じて集められた、インテリアやこだわりの絵本が所狭しと並んだ店内は「絵本そのものの世界みたい」と来店者に好評だという。

 ひらがな商店街をイメージした店名の「と」には、人と人、人とアートなど様々な価値と人をひきあわせて、新たな価値を生み出す空間にしたいという思いがある。絵本を楽しみながら飲食ができるカフェ機能のほか、アートギャラリーや講座などが開けるレンタルスペース(2千円〜/時)としても使える。4・5月はフラやパン、アロマの教室や、毎週月曜は手作りパンの販売も。「枠にとらわれずに、利用する人の思いによって自由な発想で使ってもらえれば」と今井さん。

 営業時間は平日12時〜18時(土日祝・夜は予約のみ)。詳細・問合せは【電話】045・263・6489またはhttp://jiza1.jp/to/まで。
 

かつての駄菓子屋(左=昭和28年当時)がお洒落な絵本カフェに
かつての駄菓子屋(左=昭和28年当時)がお洒落な絵本カフェに

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