中区・西区版 掲載号:2012年6月7日号
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日本セーリング連盟でジュニア・ユース育成を担当する 佐々木 共之さん 中消防署勤務 48歳

師弟で挑む栄光の舞台

 ◯…セーリング界のニューヒロインとして注目され、ロンドン五輪日本代表に選出された土居愛実選手。その躍進をコーチとして支える。5月の世界選手権では順調に日本人トップを走っていた土井選手が、最終レース直前でライバル選手に逆転を許した。「普段は感情を出さない子が涙を流して動揺していた。まずは落ち着かせようと思った」。ポイント差はわずかで逆転が可能なことなどを伝え、冷静さを取り戻させると土居選手は最終レースで再逆転。大舞台をたぐりよせた。

 ◯…自身もセーリングで2度のオリンピック出場を果たした。競技を始めたのは高校生の頃。その後「消防士が活躍する映画に触発されて」横浜市の消防士となった。選手時代は、当直後そのまま練習場のあるマリーナへ行き、わずかな仮眠をとった後、練習に打ち込むような日々が続いた。努力の甲斐もあり、アトランタ、シドニーの両五輪に日本代表として出場。しかし晴れの舞台の思い出を尋ねると複雑な表情に変わる。「その時できることは全てやりきった」という満足感の一方で「今思えば出場することが目標になっていた。もっとできたはず」という歯がゆさも残っている。

 ◯…だからこそ、土居選手には高い目標を課す。「世界のなかではまだまだ実力不足、でも五輪までの2カ月で伸びる余地は十分ある。一つでも上を目指してほしい」。愛弟子もその思いは理解している。「今回は15位が目標。いつかはメダルを狙える選手に」と表情を引き締める。

 ◯…昨年4月から中消防署で勤務し、現在も救急出場が年間数百回に及ぶ現場の最前線に立つ。五輪への派遣が決まれば長期の休職が避けられないが「職場では最大限の理解をもらえています。家族も支えてくれていますし、周囲のサポートへの感謝をカタチにするには結果を残すしかない。そのための準備をしたい」。4年に1度の「特別な舞台」はもうすぐそこだ。
 

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