中区・西区版 掲載号:2012年6月21日号
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横浜中華街発展会協同組合の理事長に就任した 李 宏道さん (株)重慶飯店社長 53歳

歴史受け継ぎ新たな価値を

 ◯…「中華街を訪れる年間2千万人のお客様を一人でも多く増やしたい。そのために食とまちの安全、元気を発信していきます」。このほど横浜中華街発展会協同組合の理事長に就任した。横浜を代表する食と観光の中心地を牽引する重責だが「特別なことではなく、まずは先輩たちがやってきたことを持続することが大事」とあくまで自然体だ。

 ◯…発展会の活動に携わるようになり約20年。その間、ホームページの立ち上げやSNSの活用など、時代を見越した情報発信に力を入れ、中国の文化や歴史を観光客らに伝える「中華街コンシェルジュ」の導入にも尽力した。現在150人以上が活躍中のコンシェルジュは、いずれも中華街で商売を営む企業の経営者や社員たち。「中の人材にこだわったのは、自分のまちを心から愛し、それを伝えられる人を増やしたかったから」。150年に及ぶ歴史と文化という「財産」を受け継ぐ人材の育成にも余念がない。

 ◯…北京出身の両親が中華街で「重慶飯店」を創業した1959年に生を受け、中華街の発展をその肌で感じてきた。台湾に留学した大学時代、学んだのは意外にも「造船」だった。「エンジニアになるのが夢だったんだ」と笑うが、折からの造船不況もあり、帰国後の81年、「ホテル ホリデイ・イン横浜」(現・ローズホテル)に入社。本意ではなかったはずが「ホテルという動かない船」を動かすことに夢中になる。「様々な人に会えるし、何よりお客様が近いから反応がダイレクト。良かった、と言っていただけるのがなによりうれしい」と経営という航海に充実感を漂わせる。

 ◯…一代で中華街に名店を築いた両親は常に尊敬する存在だ。「忍耐力があって負けず嫌い。引き受けたことは必ずやり通すところは、やっぱり親に似たと思う」と照れたような笑みを浮かべる。中華街に新たな賑わいを-。その双肩にかかる期待は大きい。
 

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