横浜でオーロラを観る 「南極料理人」篠原さん企画
中区吉田町に「南極料理人」と呼ばれる男がいる。
南極観測隊の調理隊員として2度越冬、豪華客船「飛鳥」「飛鳥II」の料理人として14年間活躍した篠原洋一さん(50)がその人だ。
2年前、吉田町にオープンしたダイニングバー「Mirai」では、名物の「南極ドライカレー」や和食を中心とした多国籍料理を提供。壁には当時撮影した南極や客船、オーロラなどの写真が飾られ、旅の軌跡を記した世界地図を見ながら篠原さんの旅談義が始まることも。噂を聞きつけた旅好きや船好きが集まる店として知られるようになった。
北海道出身の篠原さんは元々大の旅好きで、高校時代には日本1周を達成。バイト先だったホテルの割烹料理屋に就職し、その頃知り合った北海道大学の教授から聞いたオーロラの話に感銘を受ける。以来「自分の目でオーロラを観たい」一心で板前を続けて10年。29歳で南極観測隊の調理隊員として、念願の南極行きを達成した。50歳目前の08年、再び観測隊に参加し、オーロラを目にしている。
上映会とトーク
そんなオーロラへの思い入れがある篠原さんの店で11月18日(日)、星景写真家・中垣哲也さんによる「オーロラ上映・トークイベント」が行われる。オーロラ最盛期といわれる昨年から今年の貴重な映像をもっての開催とあって「オーロラに興味がある、本気で見たいと思っている方は必見です」と篠原さん。参加費は1ドリンク付2千円。午後1時、4時、7時の3回。【電話】045・326・6475へ。
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