「女性向けの店」をガイド 野毛の女性店主らが新聞発行
約600もの飲み屋が軒を連ねる野毛エリア。長年「おやじの聖地」というイメージが強かったが、ここ数年は若いオーナーが続々と新店舗を出店。またメディアに取り上げられることも多くなったことから、若者や女性が訪れるなど客層にも変化が見られている。
そんななか、野毛周辺の女性店主によるグループ「GUILD(ギルド)」が3月末、女性向けの新聞「GUILD TIMES」を創刊した。紙面はモノクロA4判4ページで、同グループの結成秘話や各店舗の紹介記事が取材形式で載っているほか、飲食代金が割引になるクーポン付き。現在1部100円で、参加店舗で販売されている。
同グループは、女性専用バー「miyakobashi116」を開く村井藤子さん(36)とベーカリーバー「YO-HO」を経営する加藤知津さん(37)が意気投合したことから1年前に発足。近隣でお店を開く30代〜40代を中心とした女性店主に声をかけて、「女性のひとり飲み」を応援する共通ショップカードを作成したり、常連さんにお互いの店を紹介するなど、その和を広げてきた。
今回の新聞は今までの取り組みを改めてかたちにしたもので、「女性が楽しく、美味しく、可愛らしく過ごす」がテーマだ。創刊号にはメンバーが経営する飲食店や雑貨屋、ギャラリーのほか、野毛以外にもエリアを拡大して美容系や女性専用アパートなど、17店舗が参加している。
「野毛の醍醐味ははしご酒。女性向けのお店を紹介しているので、この新聞がひとり飲みやお店での会話のきっかけになれば嬉しい」と加藤さん。野毛のまち全体の活性化にもつなげていきたい、と考えている。
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80周年記念事業で地域のつながりを3月28日 |
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