横浜の新銘菓を作ろうと横浜商工会議所南部支部が呼びかけた「よこはまおやつ」の開発に、中区山下町の「パルファン」と西区中央の「ふらんすやま」が参加した。横浜産ハチミツや卵を使った地産地消の菓子に期待が集まっている。
「よこはまおやつ」の取組みは今回が初めて。港南区で採取されたハチミツと卵の使用が条件で、支部の呼びかけにはエリア内の市内南部を中心に、地産地消の趣旨に賛同して中区・西区から参加した2店舗を加えた計8店舗が名乗りを上げた。テーマは「焼き菓子」で、売上の一部は環境整備や子育て支援に寄付される。
「パルファン」では、フランスの焼き菓子フィナンシェを横浜開港の黒船をイメージした黒で色付け、中華あんやゴマが入った「黒ゴマフィナンシェ」(税込168円)を開発。パティシエの渡部潤さんは「新しい横浜土産を目指し、中華街隣接の当店らしい商品をイメージしました。仏菓子と中華菓子のハーモニーをお楽しみ下さい」と話す。
また、「ふらんすやま」では「ぷかぷかドーナツ」(同180円)を開発。こだわりのバターや隠し味にゴマ油を少量加え、「焼きドーナツならではのコクや満足感が特徴」とオーナーシェフの古屋博幸さん。
各商品はそれぞれの店舗で販売中。商議所南部支部では今後もテーマを設定し、地産地消による「よこはまおやつ」を展開していきたいとしている。
ケーキでナポリタンを表現
「ふらんすやま」は今回の企画とは別に、ケーキで洋食ナポリタンを表現したスイーツも開発。これは横浜発祥のナポリタンの魅力を伝える「日本ナポリタン学会」の提案がきっかけで、ケチャップを混ぜたあんにベーコンやピーマンの薄切りを飾り、底のクッキーには玉ねぎを練り込んだ。
5月3日には同会認定商品に選定。「味の再現性の高さに感動した。この不思議な美味しさを多くの人に楽しんでもらいたい」と同会。1個480円で販売中。
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