西区の戸部小学校(有馬武裕校長)にこのほど、旧校舎に取り付けられていたステンドグラスが再び設置された。5月12日の創立記念日に合わせ、保護者や地域住民、関係者へのお披露目も行われた。
今回の設置は、昨年の総合学習で当時の4年生が中心となって取り組み、実現させたもの。関東大震災後の1928年に作られたこのステンドグラスには、頬に食べ物を貯め込む習性があるリスが描かれており、「普段からの準備が大切」ということが表されている。
82年、現校舎への建て替えの際に倉庫に保管されたのち、99年以降は校内に新設された和室の壁に飾られていた。そして昨年、4年1組の児童が「光が差し込むところを見たい」と取り付けを提案。同校に講師として招かれていた横浜を代表するステンドグラスのマイスター・平山健雄さんやPTA、地元の硝子建材会社の協力でステンドグラスの修復と設置が行われた。
打木栄子副校長は「このステンドグラスは戸部小の宝物。今回ご協力して頂いた地域の方や卒業生のためにも、大切に後世に残していきたい」と話していた。
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