10月1日から全国でスタートした「赤い羽根共同募金」。新たな試みとして今年から中区野毛の飲食店117店が、募金箱を設置している。
150の会員からなる野毛飲食業協同組合(田井昌伸理事長)は、3年ほど前から「野毛山動物園応援団」として、各店で寄付金を集めていた。その取り組みに注目した横浜市社会福祉協議会の職員が、共同募金への協力を同組合に働きかけたのが今年の7月。田井理事長は、「赤い羽根に協力することに好きも嫌もない」として、すぐに理事会で話し合い賛同を得たという。
募金箱は、赤い羽根のキャラクター「愛ちゃんと希望くん」をあしらった黄色い箱で、同組合加盟店の8割近い117店に設置されている。赤い羽根も用意しており、募金するともれなくもらえる。開口部は南京錠で施錠されており、定期的に市社協の職員が回収する仕組み。募金期間は12月末までだが、協力する飲食店では来年1月中旬まで募金箱を設置する予定だ。
市社協の宮地悠希さんは「野毛の飲食店の皆様には、募金箱を設置いただくことで地域としてできることに取り組んでもらっている」と感謝する。
野毛飲食業協同組合は、衛生面での研修や飲食店にかかわる保険業務だけでなく、開港150周年で復活させた「くじら横丁」をはじめ、飲食に利用できる「野毛通行手形」や10月25、26日には仮装した人にサービスする「ハシゴ酒ハロウィン」などを実施し、地域活性化に取り組んでいる。
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