中区の市立みなと赤十字病院で10月20日、日本赤十字社による直下型地震を想定した防災訓練が行われた。病院内での訓練は日赤として初で、県内外から職員やボランティア約560人が参加して大規模に行われた。
みなと赤十字病院は横浜南部の災害拠点病院にも指定され、災害時には多くの傷病者が搬送されることが予想される。訓練は、震度7の首都直下地震が発生したという想定。直後に対策本部が立ち上がり、ボランティアが演じる多くの傷病者が病院入口に設置されたトリアージエリアから症状度合別に搬送され、医師や看護師が治療にあたる一連の流れを訓練した。
また、他県からの救護班やボランティアの受け入れ訓練も行われ、医療の引き継ぎや情報共有、医療品の補充などが行われた。
広報対応訓練も
今回の訓練には、報道メディアも参加し、情報提供の流れや広報対応の確認が行われた。日赤は東日本大震災の経験から、効果的な情報発信のためにメディアとの協力を重視。災害対策本部の会議にメディアが参加し、病院内での取材にもプライバシーに配慮した上でできる限り対応するなど、より多くの情報を発信できるよう検討を進めている。
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