発表者がおすすめ本を紹介し合い、観覧者が読みたいと思った本に投票する新感覚の書評ゲーム「ビブリオバトル」。(株)有隣堂=本社・戸塚区品濃町=では今年2月からほぼ月1回、参加者を募り伊勢佐木町本店で開催している。
11月4日には、東京都が主催する「首都決戦」の神奈川ブロック予選会が中央図書館で行われた。市内でビブリオバトルが行われる公立施設としては2例目。また、同9日には、神奈川の代表決定戦が同社伊勢佐木町本店で行われる。
そもそも有隣堂がこの取り組みを開始したのは、社員の市川紀子さん発案による。経営企画本部に属する市川さんは、同業他社のイベントを日頃から確認していたところ「ビブリオバトル」を知る。個人的興味も手伝い実際に参加したところ、その面白さから夢中に。今春には古民家活性化として福岡県で同バトル開催にスタッフとして関わった。
市川さんは、自身の「フェイスブック」にこれらの取り組みを掲載したところ、上司の目に留まり会社の事業として「逆提案」されたという。
今では毎月第2または第3土曜日などに開催しており、20、30人が参加する。参加者は大学生から30代くらいまでを中心に、小学生や80代と幅広い。
書評本は硬軟多岐にわたる。コミックも対象だ。市川さんは「友だちの本棚をちょっと覗きにくるような好奇心を持ってお越しいただきたい」と話す。日頃は接しない意外な出会いも魅力の一つだ。「本を通して人と人をつなぐ。本のファンづくり、コミュニティづくりになれば」と期待する。今後の予定など詳細は同社のビブリオバトルプロジェクトチーム【電話】045・825・5562。
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