「本牧の足である市バスで気軽に巡って」と岡崎さん
中区の麦田町から本牧間門までの本牧通りで、初のアートプロジェクトが12月16日まで行われている。本牧エリア一帯の個人商店や空き店舗、公園など約20カ所を会場に、本牧内外のアーティストがパフォーマンスを披露する。
このプロジェクトは、５年前から中区池袋を拠点に活動するＮＰＯ法人「Ｏｆｆｓｉｔｅ Ｄａｎｃｅ Ｐｒｏｊｅｃｔ（オフサイト・ダンスプロジェクト）」が主催するもの。
同団体の代表・岡崎松恵さんが２年程前に「本牧にはアートのための施設がほとんどない。このエリアならではの景観や歴史を生かしたアート作品を発信し、街の活力にしてほしい」とプロジェクトを発案。今年６月に（公財）横浜市芸術文化振興財団「ヨコハマアートサイト２０１３」の助成を得て、初開催をむかえた。今後５年間を目途に実施する予定だという。
１９４５年の終戦から37年間米軍に接収され、音楽やダンス、ファッションなどアメリカの文化の影響を色濃く残す本牧エリア。今回は特に「音楽」に焦点を当て、地元出身のミュージシャン・ＣＨＩＢＯＷさんによるＤＪ＆トークや、64年に誕生し、最新音楽の発信地だった老舗ライブハウス「ゴールデンカップ」でのライブなどが開催される。
また持参した街の写真を立体的に組み立て、街中の店舗に展示するワークショップのほか、本牧公園を舞台にした演劇など計８プログラムを用意。岡崎さんは「日常の空間でアートを感じてもらい、新しい本牧の風景や、会場となるお店の方々との出会いを楽しんでもらえれば」と話している。
各イベントの開催日程や参加費など詳細問合せは、事務局【電話】０９０・６３４６・５８２０か、特設ウェブサイト【URL】http://honmoku-art.jp/へ。
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