中区の初音町、黄金町、日ノ出町エリアの飲食店や物販店約60店舗が2012年に結成した「初黄日商店会」がこのほど、同商店会のPRを目的に「初黄日グランプリ」を初開催した。
これは毎年秋に行われているアートフェス「黄金町バザール」の関連イベントとして実施されたもの。同会のうち5店舗が参加し、200円から600円程度で手軽に食べられるオリジナルメニューを出品。それぞれのメニュー名には「初黄日」の冠が付けられており、同エリアでパン屋を営み、広報を担当する「アデリースタジオ+つ。」の藤森美能さんは「グランプリメニューをこの街ならではの『初黄日ブランド』として広めていきたい」と語っている。
各店のメニューは10月13日と11月10日の2日間販売され、購入者が「美味しい」と思ったものに投票。黄金町バザール最終日の11月24日に結果発表が行われ、2位に1票差の計26票を獲得したそば処「辰己庵」=日ノ出町=の、カレーそばに鶏つくねを乗せた「初黄日そば」が見事優勝に輝いた。
店主の井戸川光夫さん(75)は「うれしいですね。冬なので体が温まるメニューだったのがよかったのかな」と感想を話していた。
創業43年の同店のそばは毎日店内でうたれており、かつおぶしやサバ、野菜などからとった香り高いだしが特徴。
今回優勝した「初黄日そば」はこだわりのだしやカレー、つくね、しゃきしゃきの玉ネギがたっぷり入った逸品となっている。しばらくは販売予定で、価格は750円。
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